横濱世界演劇祭2006は
何をめざすのか



1.世界の演劇が日常となる街を目指します。

「神奈川国際アマチュア演劇フェスティバル」休止から10年!
復活する「横濱世界演劇祭」は何を目指すのか。
世界に開かれた横浜には、世界の演劇が必要です。
世界の演劇が日常化する街は若者の街です。
若い力を呼び込む演劇の街を目指して再出発をします。

2.世界の優れた演劇の中から、楽しくて、感動的で、勇気の湧いてくる演劇を招きます。

出発は、どんな戦火の中にも演劇はあるはず。
そういう人たちはどんな思いで演劇をしているのだろうと考えたことでしたでした。
戦火の国から招くことはできませんでしたが
世界には心を豊かにしてくれるたくさんの演劇があります。
復活第1回はヨーロッパとアジアから3ヶ国の劇団を招待したいと思います。

3.世界演劇祭は演劇愛好者だけのものであってはいけないと思います。

これまで芸術鑑賞の機会に恵まれなかった方たちが進んで参加できるような家族全員が楽しめる演劇祭をめざします。
観客とともに創る演劇祭です。
幼児も、小学生も中学生も高齢者も、障害を持つ人もさまざまな違いを越え、誰もが享受できる演劇祭の復活です。

4.そのために、日本国内で活躍するユニークな参加劇団を招聘します。

1才から鑑賞できる演劇、小学生のための舞台もあります。
障害者が創る手話狂言があります。
小田原で60年の歴史を持つ市民劇団。
市民と専門家が協力して創るレベルの高い市民ミュージカルも参加します。
観客と共に創る新しい世界演劇祭を横浜から世界に発信します。

5.そして違いを越えて、演劇と社会との経験を分かち合います。

新たな関係を拓くためのシンポジウムを開催します。
文化ということ、人の生きるチカラ、コミュニティにおける演劇の存在価値と未来。
多彩なワークショップは、創る側と受け取る側の双方向の活動として新しい演劇人を育成していくことでしょう。
また、ボランティアの参加を促し、ともに支えあい、分かち合う場を提供します。